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銀行員の異動について明かします

銀行員の異動について明かします

銀行員という職業に就いていて、一番怖れるもの。それが、『人事異動』です。

私は、今9年目になりますが、異動を3回経験しました。それが一般的に多いのか少ないのかは分かりませんが、私の社内では普通くらいです。

お客さまを担当する身として、異動のことをお客さまにお伝えするときが一番「心苦しいな…」と想う瞬間です。だって、これまでお金の話を通じて、身の上のこと、家族のことなどもお聞きしてきて、その人の人生に関わってきた訳ですから。

けれど、一方で、異動は会社命令。ですから、従わなくてはいけません。

今日は、世間で『独特』と言われる銀行員の異動についてお伝えしてみたいと思います。
最後に、どうして今回『異動』について書いたか、私の想いを綴ります。

人事異動に【時期】はない!

よく、「成実さんの会社は毎年いつ頃が人事異動の時期なの?」と聞かれます。

一般的な会社員は、1年に1回とか2回とか、人事異動が出るタイミングが
決まっているようですね。

私の会社は、時期なんてありません。いつでも異動の可能性があります。

どれくらいの頻度か、というのも分からないんですよね…。
実際、私が異動を受けたタイミングも、10月・7月・9月とバラバラでした。

もちろん、一番多いのは3月に出る4月1日付けの異動と、9月に出る10月1日付けの異動です。
ただ、会社の方針で人材配置が変わると、その都度に異動が出る。

先日も、長くお世話になっていた本社勤務の先輩が名古屋に異動になってましたしね。
地方転勤ももちろん可能性としてはあり得ますし、時期も不明。それが普通です。

人事異動ってどんな感じ?

異動。それは、突然やってきます。

上司から「相川さん、ちょっといい?」と
個室に呼び出され。

「最近どう?数字頑張ってるね。」とか
雑談から始まって。

そして、タイミングを見計らって。

「実は………

 異動が出たよ。◯月◯日付けで、◯◯支店へ。」

こんな感じで、異動を言い渡されます。

普通、『内示』と言って、口頭で本人にまずは
人事異動を告げるのが、私の会社流です。

実際に公の紙(異動公表)が出るのは、内示から2−3日後。

ということは、異動する本人も、上司も、
異動が出る2−3日前に、初めてその事実を知らされるのです。

支店内に「実は相川さんが異動することになりました。」と
周知されるのは、その翌日か内示の前日くらい。

なので、上司から内示をもらったその日は、
支店内の誰にも、「自分が異動することになった」
ということを伝えることはできないのです。
仕事をしながら、一人で「あぁ、私、異動するんだ…。」
とその事実を受け止めておかなければいけません。

ちなみに、私はたまたまこれまで経験がないのですが、
地方転勤の場合でも、ほぼ同じような形で異動が出ます。

ただ、さすがに地方転勤だと引っ越しなども伴うので、
もう少し内示が早いでしょうか。

それでも、公になる1週間前とかですが…。

地方転勤が決まった人は、びっくりしすぎて
泣きだしてしまう人もいるみたいです。

「地方での経験もいいじゃない。みんなにバレるから、泣かないで!」
って言われた同期がいました。。。

異動が決まったら、怒涛のような毎日

こうして自分の異動が決まり、支店内にも周知され、
公になる…という流れなのですが、

そこから実際に新しいところへ異動するまでの期間は
平均で1週間程度。

もちろん、転勤を伴う場合はもう少しありますが、
それでも2週間くらいしかありません。

その短い期間に、

自分のお客さまを引き継ぎして、
自分のお店で持っている仕事を引き継ぎして、
新しいお店でお客さまの引き継ぎをして。

異動することをお伝えしなくてはいけないお客さまも
200人以上います。電話して、つながらなければ
泣く泣くお手紙を出して、それで終了。

後から「担当者が異動なんて!!連絡もらってない!!」
とお怒りの言葉をいただくこともあるのですが、
1週間で全員にコンタクトを取るのは、現実的に不可能なんです…。

私だって、もちろん、直接お話して、
異動のこと・お世話になったご挨拶など
したいのは、当然なのですが…。

こうして、あっという間に新しいところへ異動していきます。

後任の人は誰?

異動があると、自分の持っていたお客さまは
後任の方へ引き継ぎをしないといけません。

引き継ぎのパターンは、2つあります。

1つ目は自分の代わりに誰か後任の人が異動してくるパターン。
もう1つは、誰も後任の人は来ないので支店内でお客さまを分けるパターン。

どちらにせよ、割り振りはほぼほぼ自分で決められません。

せいぜい伝えられるのは、後任の人に
「このお客さまはこういう人だから、こういう対応をしてあげてね」
というお客さまメモくらいです。
これも、担当者によっては全然作らない人もいます。

私は、一応丁寧に作って後任者にお渡ししていましたが…。
それを後任の方がしっかりと活用してくれるかどうかも、確約できません。

まとめ

私が、なぜ今回この記事を書いたか。

銀行や証券会社の人たちはサラリーマン。
異動は絶対に避けられないのです。

ましてや、営業数字を持ってお客さまを担当している
ような人は、『総合職』と言って転勤ありが普通の職種です。

ですから、もしいい担当者に出会っても、異動してしまえば
次の担当者がいい担当者かどうかは保証できないんです。

長く銀行や証券会社の担当者がついているクラスのお客さまは、
「まあ、異動ばっかりは仕方ないからね…。けど、何とかならないのかしらね。」
と、事情を察していただいたうえでおっしゃったりします。

だから、銀行や証券会社の担当者だけに任せている運用ではいけないんです。

あなたの人生は何十年と続くもの。
たった数年で異動してしまう担当者の言いなりだけで
フラフラしていては、自分のお金を守れません。

私の立場でこんなことを言うのは変かもしれませんが、
それよりも、現実を知ってもらって、お金の知識をつける
きっかけになってもらいたい。
そういう想いで、今回は書いてみました。

コメント028520 PV

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